朝、またゆっくり「龍神の湯」を楽しんで、7時から朝食。
左上のお茶碗に入っているのはすりおろしリンゴジュース。長いもにベビーホタテの味噌汁も青森らしく、右上の豆乳おぼろ豆腐がとてもおいしくて、大満足の朝ご飯。食後はそのままチェックアウトをして宿のミニバンに乗車。
八甲田ロープウェイまで送ってもらえるのだが、前日に宿の人と相談したところ、「紅葉が見ごろなので出遅れると乗車するのに1時間以上並ぶこともある。始発のロープウェイに乗るのがおすすめ」とのことで7時半に宿を出る。
こちらの宿はこんな送り迎えまでしてくれて一泊8800円。東北のお宿はどこもCPが良くてうれしい。
ロープウェイの駅までは20分ほどで、無事に8時の始発に乗り込む。
100人乗りの大きなロープウェイなので余裕の乗車。台風一過の素晴らしい青空に気分も上がる。
眼下には黄色く色づいた木々が広がるが、ちょっと期待していたのとは違う色合い。他のお客さんも同じ思いらしく、スタッフのお姉さんに「見ごろはまだなの?」と聞いている。「今がピーク。この後は茶色くなってしまう」とのお答えで、八甲田には赤くなる木はないらしい。10分ほどで山頂駅に到着。

標高1314m、気温は2.2℃とあるが、お日様が出ているので全く寒さは感じない。
紅葉の先に広がる青森市街。 
その向こうには津軽半島が見えて気持ちいい~。
山頂駅からは一周1.8キロの八甲田ゴードラインという遊歩道が整備されているので早速出発。一番のロープウェイで来て、一番に歩き始めたので前方に人の姿はない。
山頂に生えているのはアオモリトドマツやハイマツなので紅葉はなし。

その代わり湿原が見事な草紅葉になっている。

足元にも色を探して歩くうち展望が開けて

左から赤倉岳、井戸岳、そして一番高い大岳が標高1584m。
実は八甲田はいくつもの山からなる山系で、八甲田山と言う山はない。
標高もそれほど高くなく、ロープウェイなどで来てしまうとあっけなくて、ここであの有名な遭難事件が起きたのかと思うが、遭難場所はこの山の上でさえなくて、実は昨晩泊まった温泉からほど近いところ。そこが冬にはすごい積雪になり、異常な低気圧の中を強行したために遭難してしまったのだそう。
「八甲田山死の彷徨」も読んだけれど、今日のようなうららかな天気では現場の実感はない。
田茂第二展望所は高くなっていて、先に見た湿原やロープウェイ駅が見える。さらに行けば毛無岱の展望台。
岱(たい)というのは下に広がる湿原のことなのだそうだ。
遊歩道をゆっくりと歩くと、季節柄花などはないものの、コケの緑が目に優しい。
よく見るとなかなか面白くて、世の中にはコケマニアなる人々もいるそうだが、ちょっとわかる気もする。
標準時間60分のコースを90分かけてロープウェイ駅に帰還。
1977年の映画のロケ写真(高倉健が若い!)がたくさん貼られたレストハウスの、昭和くさいレストランでココアを一杯。

下から上がってくるロープウェイを確認して下りに乗り込む。帰りは朝よりも混んでいるけれど、窓から見る紅葉は光線の具合か、朝よりも鮮やかに見える。

黄色と茶色と緑のモザイク。
標高が下がるにつれて緑が増えるグラデーション。山麓駅に降りたら預けていた荷物を受け取って青森行きのバスを待つが、ホタテスープときりたんぽなんて見つけちゃったので買い食い。

売り子のお姉ちゃん、ギャル曽根に似ているけどもっとかわいい。
バスを待つうちにも雲が増えてきて、やっぱり宿の人の言う通り、朝一に来たのは大正解。
時間通りにやって来たJRバス「みずうみ号」で新青森まで一時間。本当は青森で海鮮丼でも食べたかったところだが、夕方東京で用事があったので、お昼は新幹線の車内で「海鮮萬両玉手箱」。

蓋を開けると一面の卵焼き、その下に海鮮が隠れているこのスタイルは前にも食べたことがあったな、と思い出したのは新潟の「えび千両ちらし」。
ネットで見つけた、これがその中身。千両が萬両になって、おかずもウニやカニ、イクラと華やかだけれど、味の完成度はエビそぼろも乗った新潟の方がおいしかったように記憶する。オリジナル越えはやはり簡単ではないか。
というわけで景色、温泉、食事と大満喫した秋の東北。
次は新緑かなあ。
ともちゃん、田原くん、Kさん、またよろしく!