台東のホテルは朝食付きなので、起きたら1階にあるレストランへ。

こぎれいな会場にビュッフェの器はあるがどれも空っぽ、スタッフに何か言われたが言葉は通じず、冷蔵庫にあったおしゃれなサラダをもらって食べていると

ボリュームたっぷりの温かい料理が登場。こんなに立派な朝食が付くとは思っていなかったので驚いた。
時刻は8時過ぎ、予定しているバスの時間までまだ間があるので、昨日はもうほぼ閉まっていた中央市場をまた覗きに行く。

まわりにはスクーターがいっぱい停まっていて

中もさすがに活気がある。

卵も練り物も種類豊富で

お惣菜やつやつやの豚足がめちゃくちゃおいしそう。

練った生地を鉄板に押し付けて薄餅を焼く手際に見ほれ

お寿司屋さんで思わずおこわなど買ってしまった。今日のお昼はもう決まっているのに。
市場をたっぷり楽しんだら、ホテルをチェックアウトしてバスターミナルへ。
台東の市街は駅から離れているので20分もかかり

現在正面をお化粧直し中の台東駅へ。駅前は見事に何もなくて、なんでこんなところに駅を移さなければならなかったのか、不思議に思う。

微妙にわかりづらい自販機で次の自強号の切符を買うと、池上までは96元。
華やかな塗装の列車がやってきた。
台東を出てしばらくすると車窓は一面の田んぼになって、台東の南とは明らかに景色が違う。このあたりは台湾の米どころで、一番有名なのは池上だけれど、その手前の關山もブランド米。
それを使った駅弁があるというので、駅に停車した時に乗車口から身を乗り出して待っていると
駅弁売りのお姉さんが遠くから走って来てくれた。台湾でも珍しい立ち売りのお弁当を一つ無事にゲットして、次の停車駅が台東から38分の池上。
こここそホームの駅弁売りが有名なはずなのだが、なぜかこの日は一人も見当たらず。この駅で降りることにしていてよかった、と改札を出ると

駅舎が立派でおしゃれでびっくり。てっきり田んぼの真ん中の田舎駅だと思っていたのに。
乗降客も結構いて、駅前もこのにぎわい。

弁当屋の看板が何軒か見え、ホームにはいなかった駅弁売りがここにはいた。
この駅前から5分ほど歩いて、やってきたのは「池上飯包博物館」。

ここに来たくてわざわざ列車を降りたわけだが、建物の前には客車が一輌置かれ、テラスの座席も列車風。
店内では14種類もの駅弁が売られていて、観光バスで乗り付けた大勢の観光客が駅弁を食べている。
ブランドの池上米も売られていて、有機の最高米が2キロで320元(約1200円)だから日本のブランド米なみ。この2階が駅弁博物館になっていて

初代の池上弁当はさつまいものてんぷら、それがおにぎりになって現在のお弁当になったというのが良くわかって面白い。
ただしあとはお米作りの展示が少しあるだけなので、にぎやかな店内からは早々に退散。
駅前に戻って、これぞ池上弁当の創始店、全美行へ。

日本語を話す大女将にお金を払ってチケットをもらい、奥のカウンターでお弁当を受け取る仕組み。
ここで食べることもできるけれど、駅弁はやっぱり列車の中で食べたいのでぶら下げて駅に戻る。
池上駅から乗り込んだのは莒光号。

ガラガラに空いているので駅弁を食べるのにぴったり。
と言うことで、待望の池上弁当、80元をオープン。ずっと本場でこのお弁当が買いたかったのだ。

中身は焼豚やカツ、ソーセージ、卵にキャベツ、大根の漬物なども入って盛りだくさん。お米はなるほど日本米と変わらないおいしさで、かつお節のふりかけもかかっているのですすむ、すすむ。
この値段でこの内容、有名なわけだ、と大満足。
ついでにこれは後で食べた關山弁当、同じく80元。

こちらは池上弁当に比べるとおかずの種類は少なめだが、中央の焼豚の存在感が際立っている。
味付けは全体に薄味で、自分的には池上弁当の方がおいしいと思ったが、ある事情によりこちらのお弁当は満腹状態で味見をしただけなので、正当な比較はできない。
こちらの關山米も十分においしい、とだけ言っておこう。