5月にロティ祭りに参加させてもらった「マレーシアご飯の会」の主催者、古川さん、インドネシア、シンガポール、タイの料理研究家と4名で「アジアごはんズ」というユニットも組んでいるとのことで、今回はそちらのイベントにも参加させていただいた。
場所は三軒茶屋の駅から徒歩5分ほどの所にある雑貨屋さん。

いろいろな国から集められた置物やらアクセサリーやらでいっぱいの小さな店内に入ると脇のドアを示され、その先にはここも小さなカフェスペースがあって、本日はここに20名も入ったので超満員。
テーブルの上にはこれから出される料理の簡単な説明があって、全参加者が揃ったところで早速スタート。
最初はインドネシアのミー・アヤム・ジャムールから。
鳥そぼろ、きのこ、青菜が乗った小麦麺のあえそばで、別添えのスープはほとんど味がなくて麺をほぐすためのもの、味付けは甘めなのでこれも添えられたサンバルで好きな辛さにするのがインドネシア風とのこと。
このサンバルが辛いけれどさわやかでおいしく、麺はマルちゃんの冷やし中華を使った、と料理人の浅野さん。
次はタイからヤム・ママー。

ママーはタイではインスタント麺の代名詞。ただし今回はヤム・ヤムのトムヤムクン味を使い、汁麺にする代わりに袋の中の調味料であえただけ、と超簡単。それでもレモングラスの香りが濃厚で、エビやパクチーを添えればちゃんと料理になるところ、目からうろこ。
元ムエタイの選手(!)で旦那様は元コーチという下関さんはレストランでは出ないような、家で普段作られているタイ料理の本も出されている。
3番目はマレーシアからシンガポール・ビーフン。
カレー味のビーフン炒めは香港などでも「シンガポール風」と呼ばれるが、シンガポールでは「シンガポール風」とは呼ばないとか。
マレーシアにはトマト味のビーフン炒めもあるそうで、同席の方によるとベーコンなどが入っているというからまさにナポリタン。今度自分でも作ってみよう。
4品目はそのシンガポールからミー・レブス。
ほとんどうどんのように太い中華麺にどろりとしたソースがかかっているが、これはサツマイモのペーストが入っているとのこと。青唐辛子も乗ってちょっとピリ辛、これにマナオを絞る。
シンガポールにはかなりの回数行っているがこれは見たことがない。料理人の伊能さんに聞くとコピティアムなどによくあるメニューだとか。
太い麺は大勝軒のものを使ったそうで、皆さん現地の味を再現するのに工夫されている。
太麺でもうかなりお腹いっぱいだが、5品目はタイのクイッティオ・ルア。
豚ひき肉にホーラッパーも入り、豚皮の揚げたものが付くところが本格的。麺は細い米麺だからセンミー。やっぱり汁麺は食べやすくて、これはスルスル入る。
豚の血入りナムトックの話も出たが、これは今の日本ではさすがに無理だったよう。
これを麺なしでオーダーして白ご飯を頼むのもありだそうで、ぶっかけ飯にしたら絶対おいしそう。
最後の6品目はマレーシアのアッサム・ラクサ。
こちらは極太の米麺を使い、サバ缶をミキサーにかけてスープを作ったとか。ペナンで食べた激辛に比べたらやさしい味で食べやすい。
1品目こそ先のことを考えて少し残してしまったが、あとは味も食感もバラエティに富んで、なんとか最後まで完走。
ところがこの後にデザートが出て
これがまたお腹にたまるタピオカとココナッツクッキー。
タピオカは台湾のミルクティーのように見えるが、インドネシアのロジャックソースにココナッツミルクを入れたものとのこと。
ロジャックはタマリンドやオイスターソース、黒糖などを合わせて野菜とあえるものなので、これがデザートになるとはびっくり。
炭水化物祭りでお腹がいっぱいになったところで、最後はみなさん厨房から出てきてちょっとしたトーク。
隣同士につながった4か国、特にマレーシアとインドネシアは言葉もほとんど同じながら違うところもあるのが面白く、どの国にも中華系がたくさんいて麺料理はもちろん中華がルーツなのだが、暑いシンガポールやインドネシアでは汁ありはインスタント以外は食べないというのがなるほどと思う。
今回使われた麺はこちら。
提供する側は手順やタイミングなどとても大変だったと思うが、4か国の麺料理を食べ比べるなど麺好きには夢のような企画。
楽しかった。
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