1月30日 続き
さて、チャペルテペク城を見学していたのは実は次の見学予定の時間調整のため。
目指すルイス・バラガン邸は公園を出たすぐ先にあり、15分もあれば行けるだろうと思ったよりも長く城の見学をしてしまった。
ところが丘を降りて改めてグーグル先生にお伺いを立てると、なんと2キロ以上も距離があり、予約時間は12:15なのに到着予定時間は12:20で間に合わない!公園の広さを完全になめていた。
そんなわけで公園を出るまでほとんどマラソン。坂になっている所まであるので大汗かいて、大通りを渡ってなんとか12:10過ぎにたどり着いた。
このコンクリート造りの家が目的地のバラガン邸。同じく予約を入れた人たちが玄関の前でたむろっているが

ドアはぴったりと閉ざされて、時間ちょうどにならないと誰も入れない。遅れても入れてもらえなさそうで、なんとか間に合って本当に良かった。
というのもこちらは予約を取るのが大変で、ガイドなしの見学は週3日、予約は1ヶ月半ほど前から始まるが、たちまち埋まってしまうほどの人気ぶり。訪問予定の2ヶ月前から予約サイトを覗いてなんとかチケットを入手したが、これが650ペソ(約4800円)と高額。これを無駄にするわけにはいかない。
時間ぴったりに扉が開いて待っていた20人ほどが邸内に入り、最初に1階のスタジオで見学の注意を聞き、ビデオを見る。

ルイス・バラガンは1980年にプリツカー賞を受けた建築家。この家は1945年に建てた自宅で、2004年には世界遺産にも指定されている。
ビデオが終わったら後は邸内を自由に見学できるが、カメラでの撮影料はいくらだったか忘れたがかなりの高額。それでも財布を出そうとしていると後ろにいた女性が「スマホはいいのよね」と確認してくれて助かった!最近どこでもカメラでの撮影は不可だったり有料だったりするのに、スマホはOKと言う所が多い。スマホの性能が上がっているのに、これ、本当に不思議だ。

順路はまず小さな中庭に出て、ベランダから家の中に入る。
右手のドアを入るとダイニングルーム。
その隣の小さな部屋は朝食のための部屋。台所はこの奥だが非公開。
これを抜けるとピンクの壁が鮮やかな小さなホールがあって、正面には裏口扉。

右手には2階へ上がる階段。
上がると今度は鮮やかな黄色の壁に迎えられるが

その先の居間はとても落ち着いた雰囲気。

隣の寝室も実にシンプルだが、大きな窓から庭の木々が見えて気持ちよさそう。
バラガンはとても敬虔なクリスチャンだったそうで、家のあちらこちらに十字架がある。
もう一つ目立つのはこれも各部屋に置かれた銀のボール。
スタッフに聞いてみると部屋の広がりを感じたり、隣の部屋から来る人が見えるようにとか。

さらに階段を上がってオレンジの扉を開けると屋上テラスに出る。

出た途端に思わず声が出てしまうほどオレンジとピンクの壁が青空に映えて、これはメキシコならではのセンスだろう。
1階に戻って、ダイニングルームの隣は大きな窓が印象的な、庭に面したリビング。
その隣は大きな書斎になっていて
ここにある階段の先にはゲストルームがあるのだそうだ。
40分ほどで見学を終えたが、北欧風とはまた違ったシンプルさに、日本人には考え付かないような色の使い方が素敵で、この家は住み心地も良さそうだ。
バラガン邸を出ると近所の家もカラフルで素敵。

ここから歩いて10分もかからず、バラガン設計のもう一軒、ヒラルディ邸に到着。

こちらは外観から鮮やかなピンクで興味をそそるが、ここは個人の所有で、見学予約ページはスペイン語のみ。大変そうなのでこちらは諦めた。
メキシコに来ようと決めるまで、実は不勉強にしてルイス・バラガンは知らなかった。
ガイドブックの記述を見て興味を持ったが、実際の家を見てその魅力が少しはわかった気がする。
バラガン設計の家はメキシコにしかなく、どこも予約が大変そうなのだが、また来てもっと見たくなった。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。