3月27日 続き
嘉儀への帰路は今度は鉄道を使う。
阿里山鉄道本線の切符は入手が難しいことで有名。
希望日の15日前からネット予約ができるが、開始と同時に埋まってしまうとの噂だったので、予約開始時間(台湾6時、日本7時)にあえて下りに絞ってログイン。
実は初めは26日の切符を狙ったが、途中の必要事項入力でもたついて席が埋まってしまった。翌日に再挑戦してようやく成功した次第。
予約と支払いはネットで済ませ、電子切符もあるが紙の切符がほしいので嘉儀に着いた翌朝に嘉儀駅の窓口に出向いた。

駅正面の向かって左手にあるかわいい窓口。ここでパスポートを見せれば予約を確認して切符を発行してくれる。
前に並んでいた人たちは当日の奮起湖行きを買っていて、平日ならば当日キャンセルが出て切符を買えることもあるようだ。
阿里山から嘉儀への下り列車は一日一本で11:50出発。

3両編成の客車を青いディーゼル機関車が引っ張ってくれる。

軌間762㎜と日本の標準1067㎜に比べて狭い車内は小さくて、進行方向右側は2席、左側は1席。一人旅の自分は当然のごとく左側。
駅前で買ったお餅を食べているうちに1,2席を残していっぱいの列車は阿里山を出発した。
出発してすぐに少し前に来た神木駅にまたやって来た。

今度は乗客の乗り降りはなく、この駅でスイッチバックをして下りの線路に入って行く。
往路のバスからも見たような景色を見ながら

小さな駅に小停車しながら山を下りて行く。
線路は右に左に曲がるので車内はかなり揺れ、トンネルも多くて全線で47もあるとか。
この路線はループが3つもあるので有名だそうだが、ループはトンネルの中だし、左側の席からはトンネルを出た時の下の景色が見えないので実感はできず。

また車窓は植樹された細い木や竹で視界が遮られることが多くて、景色は正直バスの方が良かった。
それ以上に冷房がきつくて、山頂では必要なかったジャケットが車内で活躍。
寒さに震えるうち、1時間40分で人の大勢歩く街が見えてきて

奮起湖駅に到着。上り列車の場合はここで1時間以上停車するが、下りの場合は15分。
そこで列車を降りたらすぐにホーム横のこの売店に並んで、有名な駅弁を買う。チキンとポークの2種類があって、どちらも140元(約630円)。

ということでゲットした、こちらはポーク。台湾らしくご飯の上にすべてのおかずが乗り、茹でキャベツの上の豚肉は柔らかい。
これで台湾の有名駅弁は台鉄弁当の他に關山、池上、福隆とすべて制覇したことになるだろう。食べ比べた結果、自分としては1番が池上、2番が福隆。
お弁当を食べながら標高1403mの奮起湖を出発して、下るにつれてヤシの木なども見えてくる。

午後になって雲が多くなり、ちょっとウトウトしているうちに
山下りが終わって平地になった。

昨日見たばかりの北門駅を過ぎたら

すぐに終点の嘉儀駅、標高30mに到着、15時45分。


待望の阿里山鉄道に無事に乗れて満足したけれど、帰りの4時間はさすがにいささか退屈で、それより早朝のバスで行って阿里山のハイキングをしたのは大正解だったと思う。
まだ明るいけれどこの後はホテルで休んで、さて夕食の時間だがお弁当を遅めに食べたのであまり食欲もない。何を食べたものかと少し歩くと海鮮粥という文字が目に入った。

中に入るとすぐにカウンターがあり、その先にテーブルが少し並ぶ小さな店だが、入った途端に「日本人?見ればわかるよ~」と女将さんに日本語で声を掛けられた。
粥に惹かれてあまりよく見ずに入ったが、実はここは日本食の店だった。

メニューにはトンカツやカレーが並ぶが、海鮮粥を頼むとエビとシジミがいっぱい入ったサラサラのお粥が出て来て、これがお出汁も良く出てすごくおいしい。
日本語ペラペラの女将さんがまたすごくフレンドリーで、他のローカルのお客さんたちとも楽しそうに話していたのでそういう人柄なのだろう。
嘉儀の夜も最後、いい店に出会えてラッキーだった。
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