東京のイチョウもすっかり黄色くなった。


そんな中、久しぶりに目黒の東京都庭園美術館へ行ってきた。
お目当ては現在開催中の「永遠なる瞬間 ヴァンクリーフ&アーペル ハイジュエリーが語るアール・デコ」と長いタイトルの展覧会。


普段はひっそりとしたこちらの美術館、今回は日時指定の人数制限ありとのことなので事前予約をして行ったが、なるほど平日の午前中なのに入り口のチケット売り場には列ができている人気ぶり。来場者の95%は女性だ。
所詮は縁のないハイジュエリーだけれど、その中で好きなのは以前に展覧会を見に行ったカルティエ、ヴァンクリーフ&アーペルは花のモチーフなどがかわいらしすぎてあまり好みではない。
それでも見に行ったのは先日の三菱一号館美術館と同様、アール・デコ博覧会100周年記念だから。
ヴァンクリのアール・デコは知らなかったのだが、1920年代には確かにばりばりアール・デコ・を作っていて、これがどれも素敵。(館内は撮影禁止のため写真はネットから拝借)



特に最初期のダイヤとオニックスのコンビがクールで、上中央はラペルウォッチと言って裏に小さな時計が嵌め込まれたもの。これを服の襟などに着けてさりげなく時間を確認したのだろう、かっこいい。
朝香宮邸がそもそもアール・デコ様式なので、このコレクションは似合いすぎる。
この豪華なネックレスも20年代に造られたものだが、アール・デコというよりは独自のデザインになってきたもの。これが近くでよく見るととても複雑な形の組み合わせで作られているのがわかる。
新館の方にはアール・デコではない、より新しい作品が並んでいるが、こちらこそいかにもヴァンクリらしい花や蝶のモチーフで興味がうせてしまう。
ただミステリーセットと呼ばれる留め金の見えない特許技術はさすがで
これは菊の花を模しているとか。
1時間弱で見学を終えたら新館のカフェでケーキを食べるのが楽しみだったのだが、ちょうどお昼になってしまい、ウェイティング・リストが長すぎる。
ということで玄関を出てお庭に回る。


建物の細部も素敵な朝香宮邸、入れないことが多いベランダに今回は入れたのも良かったが、面白かったのは子供部屋。スタッフが誰かに聞かれたのだろう、「若宮、姫宮の部屋は子供部屋と呼ばれますが、この家が完成した時、お子様方は既に成人していてこどもではなかったんです」と説明してくれた。ここは何回も来ているけど初めて聞いた。
こちらはお庭も素敵で、緑の池に紅葉が映える。

次回は空いている展覧会の時にまたケーキを食べに来よう。
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