Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

エジプト行きカタール航空Qスイート

冬がベストシーズンのエジプトに行ってきた。
飛行機はカタール航空、となればQスイートに乗らねばなるまい、と奮発してビジネスクラス。

まずは21時55分、成田発のB777-300ER。

 
今回3度目でなじみになった扉付きの座席。寝る時には枕になる大きなクッションの他に小さなクッションがあるが、これは持ち帰ってもいいのだとつい最近知った。で、しっかりいただいて、この後大変に役立ってくれた。

 アメニティーポーチは前回と変わらないがパジャマの柄が変わった。1回目2回目と乗るたびに変わるが、薄手のこれが着心地良く、これももちろん持ち帰って旅行中愛用させていただいた。

 飛び立つと東京の真上を飛んで、よく見るとスカイツリーも東京タワーも見える。東京の夜景はゴージャス。

 すぐに機内食の提供が始まるが、東京発の便では「クローニー」なる2つ星レストランのシェフとコラボしているとのこと。
しかし夜中ではそうは食べられないのでスープとデザートだけいただいたが

焼きおにぎりの上にカニがどっさり乗り、あっさりした出汁を張ったスープはとてもおいしかった。白い雲の上に飛行機が乗ったデザートもかわいいが、こちらはちょっと甘すぎた。

食事をいただきながら映画を一本。

 「ダウントン・アビー グランドフィナーレ」
大好きなこのシリーズもとうとう最後、となれば見逃せない。
前回の映画が1930年の話だったのでもっと時代が進むかと思ったがやはり30年代。メアリーが離婚したのが大スキャンダルという、そういう時代だったのか。
さほど大きな事件が起こるわけではないが、なじみになった役者さんたちがさすがに年を取ったのを確認し、ここで幕を閉じるのが適当だろうと感じる。
ラストに亡くなったマギー・スミスの肖像が出た時には泣きそうになった。

フルフラットで4時間ほど寝て、目が覚めたら映画をもう一本。

 「ワン・バトル・アフター・アナザー」
珍しくハリウッド映画を選んでみたが、題名の通り目まぐるしく追っかけ場面が続くのはともかく、まあ、スラングの多いこと。なにしろ一行のセリフの間に3つぐらいF*ckが挟まるのだから大変。すっかり丸顔のおっさんになったディカプリオもがんばるが、ショーン・ペンがまさに怪演。しかし自分の目当てはべネチオ・デル・トロ、なぜかこのおっさんが大好きで、今回は変な柔術の先生役、出演場面は少ないがおいしい所を持って行ってかっこいい。
おかしな映画だけれど何も考えずに楽しめる。

これを見ながら朝食の時間。

 
まずはスムージーをいただいて、グラノラ入りのヨーグルトにパンをいただいたらもうお腹いっぱい。
で12時間のフライトは終了でドーハに到着。

 明るくなったドーハからカイロへはB787-9。
中東内のフライトはファーストとエコノミーの2クラス設定なので今度はファースト!

 
と言っても設備もサービスもビジネスと変わらないが、この座席もQ Suiteとは名乗っていないが扉付き。十分に広くて快適だ。

乗り込むとウェルカムドリンクと前後してデーツとアラビックコーヒーのサービスがあるが、これがなぜ日本線ではないのだろう。

 
食事は朝食の提供で、実はラウンジでもいただいているので本日3回目の朝食にして3杯目のスムージー(笑)。

 フライト情報を見ているとメッカの方向と共に各場所でのお祈りの時間が出て、「あと何時間何分後」まで出るのが面白い。

カイロまでは3時間で映画を見る間もなく到着。


帰路のカイロ~ドーハも3時間。
今度はB777-300ERの機材で扉なし。

しかし足元はむしろQスイートより広いぐらいで、収納も十分。

ラマダーンが始まったのでメニューの表紙もラマダーン柄。

  

食事は最後のアラブ風ということでキッベの前菜にちょっとピリ辛の羊の煮込み。

 デザートのエルバとは何かと思ったらクウェートの伝統的デザートだそうで、焼き色の付いていないクレームブリュレのような濃厚なプリン。甘いけれど、これもおいしかった。

最後はドーハから往路と同じB777-300ERのQスイートに搭乗。 

 今度はポーチの形がちょっと変わった。

乗り込んだのが午前2時過ぎだったので、すぐにベッドにしてお休みなさい。
また4時間ほど寝て、目が覚めたらお茶をもらって映画鑑賞。
見たいインド映画が2本ほどあったのだが、どちらも英語字幕の付かないヒンディー・オンリーだったので泣く泣く断念。
しかたなくまたハリウッド映画を選択。

 「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」
不思議なレンタカー屋で車を借りて友人の結婚式で出会った二人、これまた変なGPSに導かれて行くと過去への扉が現れてそれぞれのトラウマと向き合うことになるというファンタジー。
マーゴット・ロビーは最近お気に入りの女優さんだが、今回はやけに大きな口と歯ばかりが目立って、それよりいつも困ったような顔のコリン・ファレルがいい。が、それ以上にいいのが変なレンタカー屋の二人、片方の白髪のおじいさんが気になると思ったらエンドロールでケビン・クラインとわかってびっくり。
監督のKogonadaとは韓国系アメリカ人だそうだが、ちょっと気取った割にあまり深みはない映画だった。

9時間ちょっとの飛行時間だが、まだ間があるのでもう一本。

 「水餃皇后 The Dumpling Queen」
青島出身の女性が離れていた亭主とタイに移住しようと二人の娘を連れて香港まで来ると、実はタイにはもう一人奥さんがいて、そちらは男の子を生んだので正妻、妾として連れて行くというので別れて香港に残ることにする。しかし返還前の香港で大陸出身者は越境移民、言葉も判らず最下層の仕事しかない。苦労しつつ故郷の水餃子を屋台で売り始め、それが評判になってやがて冷凍水餃子の有名ブランドになるという、これは実話なのだそうだ。

舞台は1977年、自分が初めて香港に行ったのは1981年だったが、その時にちょっとだけ言葉を交わした中国出身のおじさんが「中国政府は絶対に信用できない、だから逃げてきた」と言っていたのを思い出した。
しかしこの映画、香港が舞台で監督も香港人だが実は中国映画だそうで、まあ、中国もこんな映画が作れるまで余裕ができたかという気はする。

苦労しつつも最初は怖そうだった大家が実はいい人だったり、周りの住人がみんな助けてくれたりとお話は予定調和。しかしこういう映画はそれでいいのだ。
以前は頻繁に通っていた香港にもう10年以上行っていないが、久しぶりに行ってみたくなった。

そして選んだ朝食は焼きそばと海鮮ワンタン。

最後に頼んだコーヒーに以前のようにクッキーも何も付けてくれなかったのはちょっと不満だけれど、カタール航空はやっぱり快適だった。


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