Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

春の伊豆 2 雲見温泉「富久三苑」

3月25日 続き

長八美術館前から雲見温泉行きに乗り込むと、市街を離れたバスはすぐに海岸沿いをくねくねと上って行く。

眼下には小さな漁村がいくつも見えて、天気が良ければさぞやいい景色だろう。

先客のお姉さんが途中で降りると後は車内に一人ぼっち。

 20分で終点の一つ手前、雲見温泉に到着。

今夜の宿はバス通りを3分ほど進んだ所にある民宿「富久三苑」さん。

入ってすぐのフロントの向こうは厨房でご主人が作業中、奥さんが出て来て案内をしてくれた。
玄関脇にはインスタントコーヒーなどの置かれたスペースがあり、

その前の階段を上がった所が本日のお部屋。

7畳半の角部屋は景色があるわけではないが明るい。

部屋には大きなテレビもあり、浴衣からバスタオルまで用意されていて旅館と遜色なし。布団敷きをシーツ掛けから自分でしなければならないのと洗面、トイレが外で、

 今時めずらしい和式トイレなのだけが不便だろうか。

雨ですっかり濡れてしまった服を脱いでほっと一息。
西伊豆の雲見温泉は本来、夕日と駿河湾越しに見える富士山が売りなのだが、この天気ではどうしようもない。
そこで早速温泉に入ることにしよう。

階段を降りた先に暖簾が掛かっていて、この奥に2つ扉がある。

ドアノブに「どうぞ」の札がある方に入り、鍵を掛ければ貸切。

片方は家のお風呂ぐらいの大きさ、もう片方の岩風呂の方がもうちょっと大きい。
温泉はカルシウム・ナトリウム・塩化物泉がかけ流し。湯口で46℃、浴槽内は40℃の適温で、お湯は海辺らしく海水ほどの塩辛さ。しかし湯上りは思いのほかさっぱりしていて、体が火照ることもない。ゆっくり一人で入れて、気持ちいい~。

 お風呂はもう一つ露天風呂があるが、こちらは温泉ではないとのこと。寒いこともあって、ここは誰も入らなかったのではないだろうか。

温泉を楽しみ、部屋でくつろいでいると5時45分に電話が鳴って食事処へ。
行ってみると全6部屋の宿に5組の宿泊客、うち3部屋は女性の一人泊、平均年齢はかなり高い。
テーブルにはご飯と味噌汁も含めてすでに並べられているが、一人でも船盛りとは豪華。

特にイサキのお刺身がとてもおいしくて、こんなに要らないと思ったお刺身を完食。
鍋には海鮮の他にお肉も入っていて

後から鰆の焼き物と天ぷらまで来た。海鮮の良さはもちろん、どの料理も味付けが良くて、この宿のご主人の腕は確かだ。

3月26日

静かな部屋でぐっすり眠って、目覚めると残念ながらまだ雨が降っている。
朝風呂をいただいて、天気はあいにくだけれどちょっと周辺の散歩に出ることにする。

宿からちょっと入った所に遊歩道への入り口があって、千貫門という穴の開いた岩が見に行ける。雨のために落石注意、この先は自己責任というバリケードがあったが、大丈夫だろうと先に進んでみるとこれが意外な急坂で思ったよりも大変。

やっと岩の見える所まで上がったが、海岸に降りる途中は崩れていて、さすがにこれは無理とあきらめる。

朝食まではまだ時間があるので、今度はバス通りを少し戻って集落の方へ。

 少し降りた小川沿いが中心のようで民宿の文字がたくさん見えるが、営業しているのかどうかよくわからない所も。


川の先は小さな砂浜。この先に富士山が見えるはずなのに、と残念。

宿に戻って8時から朝食。

 アジの干物に、胡麻和えのマグロでお茶漬け、湯豆腐もついてご飯を2膳いただいてしまった。

これでこちらの宿は1泊入湯税込み10,050円。
伊豆の温泉宿は高いイメージがあったが、西伊豆まで来ればリーズナブルにおいしいお魚にありつけるとわかった。

 きれいな夕陽と富士山を見に、またこちらに来なければ。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。