Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

春の伊豆 5 蓮台寺で駅ハイ

3月27日

金谷旅館は素泊まりで朝食も付かないので、朝風呂を堪能したら早めの8時半にチェックアウト。
支払いは済んでいるので、まだ開いていないフロントに鍵を置いて玄関を出る。

 こちらにはぜひまた泊りに来よう。

 蓮台寺の駅まではたったの5分。
今日はまたJRの「駅からハイキング」、蓮台寺コースを歩こうとやって来たのだが、今までのように駅員の地図配布もなく、スタートは自分でアプリを開くだけ。

ついでにこの無人駅の中にあるカフェというかコーヒー売店で朝食を購入。

 
待合室でいただいたハム、チーズに卵のホットサンドは見た目以上にボリュームあり。

駅には荷物預けもなかったので、コース途中にある金谷旅館さんにまた寄って、こちらの浴室前のコインロッカーにバッグを入れさせてもらい、ハイキングスタート。

バスで通った道を少し行き、蓮台寺温泉の看板から脇道に入るとその先は静かな集落。

途中には下田高校などもあるが、コース地図通りまた脇に入ると足湯があり

その先にある茅葺屋根は吉田松陰がアメリカに密航しようとした時に何日か滞在した家とのこと。ちょうど「しだれ桃の里まつり」開催中でこの家も公開中だが、時間が早くてまだ開いていない。

そこでさらに歩いて行くと駅から30分でしだれ桃の里に着いた。


こちらは個人の敷地に花桃が植えられ、木道まで作られているのだが、今年は開花がちょっと遅いとのことで遠目には少し寂しい。

 
しかし今日のこの天気なら花も順調に開くだろう。

 
花桃は3年前に昼神温泉で堪能したが、花色が様々でかわいい。

隣では地元のお母さんたちが売店も出して盛り上げ中。こちらでいただいたおはぎがとてもおいしかった。

来た道を戻ると天神神社がある。

神社に上がる急階段にお雛様が一組だけ飾られているが、ここでパンフレットをくれたおじさんによると週末にはここにびっしりお雛様が並べられるとのこと。ここは旧暦でお節句を祝うので今なのだとか。階段脇の吊るし雛はよく見ると全部猫。

気を付けながら階段を上がると集落が見渡せ、小さな天神様があるが

中を覗くとたくさんのひな人形、階段の下の社務所にはもっとたくさん待機中で、これを階段に並べるのは大変だろう。

隣の赤い屋根の下にはまつり期間中だけ公開している元国宝、現在は重文指定の大日如来とカラフルな四天王像。

ここには昔、温泉山蓮台寺という真言密教のお寺があったが鎌倉時代には廃寺になってしまい、その後は大日如来が天照大神として大切にされていたという、神仏習合の見本のような由来。が、さすが元国宝、ふっくらときれいな如来だ。

さらに戻ると吉田松陰寓居がちょうど開いたところ。

係の女性がとても熱心に説明してくれて、急階段の上、松陰が滞在した部屋も見られる。
なんでも温泉小屋に寝泊まりしようとしていた松陰をこの家の主のお医者さんが家に入れたそうだが、滞在したのはほんの数日らしい。

 
家の中には温泉が注がれたお風呂があり、すぐお向かいには松陰が泊まろうとした共同浴場が今も現役。ただし今は組合員でなければ入れないのだそうだ。

金谷旅館で荷物をピックアップして駅に戻り、1時間45分でハイキングは終了。

 今回は3.7kmと短いコースだったけれど、ちょうど地元のまつり期間で親切な町の人たちと言葉も交わせたし、天気も良くてとても楽しかった。

隣の下田まで各停に乗るとやってきたのはなぜか台湾プロモーションの列車で

車内に赤い提灯が下がっている。

下田駅ではまた荷物を預けて、テクテクと20分ほど歩いて下田魚市場へ。

そのお向かいにある「道の駅 開国下田みなと」を目当てにやって来たのだが、正直あまり充実していなくて、1階にある漁連の売店でも金目鯛の原産国がニュージーランドでがっかり。

が、きれいに晴れた海を眺めて気を取り直し、道の駅2階にある回転ずしへ。

 「魚どんや」というお店で

地魚3種は赤サバ、ヘダイ、尾長鯛、巻物は金目鯛とろ煮に、太刀魚あぶりのにぎり。
珍しいお魚が食べられたのでよしとしよう。

早めの踊り子で下田を離れると

 帰りは伊豆七島も見ることができた。

今回の戦利品は下田駅でやっと入手した駅弁。

今はもう下田でさんまは獲れないけれど、昔は獲れたので棒寿司があるのだとか。
帰宅後おいしくいただきました。


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