2月19日
ホテルのロビーで1時間ほど休憩したら8時半に出発。
本日の目的地は昨年の11月にやっと開館した大エジプト博物館。
博物館好きの自分としてはここが今回の最大の目玉だったので期待大。
ホテルから博物館はわずかの距離だけれど、門の前にはすでに大型観光バスが何台も並んで9時の開門を待っている。
広大な駐車場から歩いて入場門をくぐれば


噂にたがわぬ巨大博物館。入場口にはカルトゥーシュが並び

中央ホールの真ん中にどーんとラムセス2世。その先の大階段にも石像がいくつも並んでいるが、まずは脇のエスカレーターで3階に上がる。
常設展はすべて3階の1フロアにあり、2階は特別展などのイベントスペースのようだが、現在はまだ使われていない様子。


メインフロアの入り口には日本語で「博物館」の文字。というのも莫大な費用の半分は日本政府の円借款、収蔵品の保存・修復にも大いに協力しているから、ということらしい。
ガイドの案内で広い展示室に入り、早速一翼をすべて占めているツタンカーメン・ギャラリーへ。
まずは大きな4重の厨子があるが、これが石室を丸々占めていて開けるのが大変だった、と昔読んだハワード・カーターの本に書いてあったっけ。




次に三重の美しい人型棺があって、その先で人がとぐろを巻いているのがあまりに有名な黄金のマスク。

列に並んで少しづつ進みながらマスクを見るが、おかげで前後左右から間近で見られるし、朝一で来たおかげか「ルーブルのモナリザよりずっと楽」とツアーの誰かが言った通り。
副葬品で有名なのは動物のベッドや精悍なアヌビス君。




これまた有名な玉座は足置き台も見事。
美しい女神に守られた厨子の中には内臓を入れたカノプス壺。

なぜかこの壺がとても好き。
この辺りの副葬品は以前の考古学博物館でも目玉展示だったので見た覚えがあるが、こちらでは副葬品のすべて、5,000点が並べられているので、数々の宝飾品から




たくさんのサンダルにおふんどしまで見ることができる。


たくさん並んでいるのは埴輪のようなものだろうか、小さいけれど細工が見事で、他にもパンや肉などの食べ物の包みもいっぱいあって、なるほど死後に困らないようにということね、と納得してしまう。
広い館内をガイドの後からざーっと走り抜け、一度外に出た先にあるのはクフ王の舟の展示室。


完全に復元されているのは1954年に発見された第一の舟。
早稲田大学が見つけた第二の舟は修復途中の姿で展示されている。
ここで館内にあるレストランで昼食休憩。
エジプトはこの日からラマダーンに入ったが、観光客相手の所ではさすがに普通に営業していて、なんと犬まで物欲しそうにしている。


ここは焼き立てパンがおいしくて、メインの大きなチキンの他にスープとライスプディングのデザートまで出てお腹いっぱい。
昼食後はS社の面目躍如、閉館まで自由行動で一日丸々博物館。
ただし通常であれば6時の閉館がラマダーンのために短縮営業せよと今年から政府のお達しがあったとのこと、しかしそれが3時なのか4時なのかはっきりしない、というのがエジプトらしい。とりあえず4時集合となって解散、広い博物館を好きなように見て回る。
イケメンを探したり

庶民の生活を覗いたり






細々としたものまで面白いものがたくさんあって、さすが古代エジプト、すごすぎる。
大エジプト博物館は収蔵品だけではなく、建物自体もかっこいい。


設計はヘネガン・ペン・アーキテクツというアイルランドの事務所がコンペで勝ったとか。

窓の外には大ピラミッドが見えるというこの立地も、誰が考えたやら、センス良すぎる。
というわけで、朝の9時から夕方4時まで、お昼を除いて博物館三昧、堪能しつくした。
入場者は多いけれどなにしろ大きな博物館なので、ツタンカーメンの黄金マスクを除いては混み合う所がないのも良かった。
ミュージアムショップの品揃えがあまり趣味ではなかったのだけが残念。
政府通達の割にはまだ閉館する様子もない博物館を出ると、ホテルに戻る前に希望者がいるということでパピルスの店に。
作り方を説明するお姉さんが持っているのがパピルスの原料となる草。

絵柄にはエジプトの神ならぬキリスト教の絵があったり、最近のアニメのキャラがあったり、さらには夜光塗料で光るものもあるけど、買う人もいるんだろうね。
夕方の道路は家路を急ぐ人の車でいっぱい。


やっと入れた部屋の壁はヒエログリフ柄。
ホテルのビュッフェの夕食は特筆すべきこともなく
カイロの夜はルクソールやアスワンに比べるとぐっと涼しかった。
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