Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

エジプトの旅 17 エジプト文明博物館とハン・ハリーリ

2月21日

今回のエジプト・ツアーも本日最終日。
連日早朝出発だったのが最終日にしてやっと9時半出発。が、そうなるとかえって時間を持て余してしまう(笑)。

ギザからカイロ市内へ向かうとビルの壁にはファラオの大きな写真が並んでいて、なかなか演出がうまい。

高速道路の脇に見える地下鉄駅も立派だ。

午前中にやってきたのは2021年に開館したエジプト文明博物館。
地下の駐車場から入ったが、館内には劇場や映画館、売店やレストランもあって文化的複合施設になっている様子。

が、もちろん目当ては博物館なのでトンネルのようになった所を進むと、1フロアに先史時代からイスラム朝までのエジプトの歴史が展示されている。

 
中央には丸く吹き抜けになった部分があって

中に映像が映されているが、これがきれいで見事。
右側画像に見えるミイラは巨大像をいくつも見せられたラムセス2世その人。

 というのもこの地下にあるミイラ・ギャラリーにご本尊が眠っているのだ。

まだコロナで旅行などままならなかった2021年、考古学博物館から派手なパレードで王族のミイラ20体が引っ越しするのをテレビで見た。その時はてっきり大エジプト博物館に移送されたのだと思っていたが、引っ越し先はここだったのだ。

ギャラリー内は照明がぐっと落とされ、写真撮影不可、話すのも控えろ、と死者に敬意を表さなければいけない。
いらっしゃるのは紀元前16世紀の第17王朝最後の王様から紀元前12世紀の第20王朝の王様まで。年代順に並べられ、それぞれコンパクトでわかりやすい説明が付けられているのでにわかにこれらの王たちに詳しくなってしまう。

こちらの20体のミイラ、多くは1881年に王家の谷の「隠れ墓」と呼ばれる所でまとまって見つかったもので、ラムセス2世もその一つ。大昔から墓泥棒がひどいので、神官たちがミイラだけまとめて隠したと考えられているらしい。
保存状態のいいラムセス2世とともに有名なハトシェプスト女王もここにいる。
こちらは1903年にハワード・カーターが王家の谷の小さな墓で発掘したそうだが、ハトシェプストと確認されたのは2007年のこと。それぞれ少ない副葬品や棺、最近ではCTスキャンやDNA鑑定まで使って特定するのだから、考古学者ってすごい。

私語禁止なのにやたら大きな声で何もわからなそうな子供に説明書きをいちいち読み上げるアメリカ人にイラつきながらもこのギャラリーを満喫。

上階に戻って展示を見ると、これがまたいい物が揃っている。

 
博物館をいくつ造っても展示品に困らなさそうなのがエジプトのすごさだ。

午前中はここだけで終了、初日に何度も通ったイスラム地区へ移動し、シタデルの隣のアズハル公園へ。入場料が必要なこの公園内のレストランでツアー最後の昼食。

 
最後だからか、今まで一番豪華っぽいレストラン。メニューは正直変わり映えしないが

庭の景色は見事だった。

最後は一大市場のハン・ハリーリ・バザール。
高いミナレットが目印になるホセイン・モスクから市場に突入、最初はガイドに付いて歩く。

いかにもな土産物の並ぶ狭い通りを歩いて、定価販売だという店を紹介されたけれどほしいものもなく、あとは自由行動で勝手に歩く。

この市場、生鮮食品は見当たらず、派手なベリーダンスの衣装も含めて衣類が多い。

その間にデーツなどの乾物やスパイスの店もあるが、適当に脇道に入ると卸問屋か、ローカル向けの衣料品屋がどこまでも続いて、人の後について行くと入って行くのは小さなモスクだったりする。

 
金製品の店が並ぶ一角などさまよううちにいよいよ方角がわからなくなって、結局グーグル先生の助けを借りることになった。

こちらが英語がわからないと思ってか、「どうやってボってやろうかな~」なんて大声で冗談飛ばす土産物屋のおやじに爆笑しつつ、外国人観光客が大勢いる所に戻ってほっと一息。

 
集合時間にちゃんと戻れてよかった~。

S社のツアーはこれにて終了、バスでカイロ空港に戻るが、実はビジネスクラスの友人と自分、みんなと同じ飛行機には席が取れなくてもう1泊する。
そこで空港で皆さんに手を振って、バスでホテルまで送ってもらった。

今夜泊まるのは空港から歩いても来られるメリディアン・カイロ・エアポート。

窓の外は高速道路だけれど、さすがに防音はしっかりしている。

やっとフリーになった夕食はホテル内のレバノン・レストランへ。

 
照明が我々にはまったく理解できない紫色で、おかげで料理の色もさだかではないが、大好きなタブーリサラダに海老のグリル、ナスのグラタンにこれは初めて食べたヒヨコ豆にヨーグルトソースのかかった料理のどれもとてもおいしくて大満足。
バリエーションの少なそうなエジプト料理に比べて、さすがにレバノン料理は洗練されている。

レバノンにご飯食べに行きたいのだが、いつになったら行けるやら。


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