Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

エジプトの旅 5 ハトシェプスト葬祭殿

2月15日 続き

王家の谷を出たらそのまま次のハトシェプスト女王葬祭殿へ。
ここは1997年にテロリストの銃撃事件があって観光客が大勢殺された所。が、今は警官もたくさんいるし

ご覧の通りの大盛況。しかしここを狙われたら確かに逃げ場がどこにもない。

正面に並ぶオシリス神像はハトシェプストの顔を模しているとも言われるが、昔の彩色の跡がわずかに残っている。
 

柱頭の女神はハトホル神でこの後、いやと言うほどお目にかかることになる。

 
顔が削られているのはハトシェプスト女王。後継のトトメス3世が摂政のはずがなかなか権力を譲らず、女ながら自らファラオを名乗ったのが気に入らなくて女王の死後にその痕跡をすべて消したと言われているが、最近は怨恨説は否定されつつあるとか。
女王を恨んでいたトトメスは無能なのかと思っていたが、実際にはエジプトの版図を最大にした王とのこと。平和外交を得意とした女王に対して、トトメスは好戦拡大主義だったらしい。

内部の彩色装飾はあまり保存状態が良くなくて多く残っていないが

 

貢物らしき絵がかわいい。

荒涼とした崖下に建つ葬祭殿を出たら次へ。

すぐ近くにあるのが王族ならぬ貴族たちの墓が多くあるエリア。

 
そのうちの一つ、ラムーザというアクエンアテンの宰相だった人の墓に入る。
というのも入って左手の壁に有名な彩色壁画があるから。

 
葬列の中の泣き女たちの姿。
他の壁には彩色のない浅浮彫りがあるが、これがまた素晴らしい洗練度。

  

この髪の表現の繊細なこと。

王墓よりも貴族の墓の方が好みだが、ここでの見学は残念ながら一か所のみ。
すでに14時をまわった所でやっとお昼。

また米型パスタ入りのスープに、今日はタラのような魚のフライ。

 デザートはフルーツだけれど、メロンもオレンジも、エジプトではどこで食べてもとても甘くておいしい。

 ウェイターのおじさんがまたいい味出しているのだ。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

エジプトの旅 4 王家の谷

2月15日

朝の3時に寝たけれど、本日の出発は8時で7時には情け容赦なくモーニングコールが来る。が、その前の6時に起きて窓の外を見ると、我々の部屋の前は大きな通りのロータリー。

泊っているIberotelはナイル河のほとりにあるが、残念ながら我々はナイルビューではなかった。

7時には朝食を摂ろうと1階のレストランへ。

パンやジャムが驚くほど豊富で、それ以外の料理もいっぱい。アラブらしいフールという豆の煮込みやターメイアという空豆のコロッケもちゃんとあって、このホテルの設備はいささか古くなっているが、朝食は今回泊まったホテル4軒の中では一番良かった。

食後にちょっと庭に出てみると川の対岸には気球がいっぱい浮かんでいる。

その先にぼんやり霞んでいるのが今回の旅のハイライトの一つ、王家の谷。

 そこへ向かうべく、時間厳守の皆さんときっちり8時に出発してナイル河を渡る。

渡った先、砂色の谷に入って行き、40分ほどで駐車場に到着。すでに大型バスがいっぱいで、なぜ容赦なく8時出発かわかるが、ここは6時には開くらしい。
まずは土産物屋の間を歩いて行き

ビジターセンターでセキュリティゲートをくぐると、外には電動カートが次々にやって来て、順番があるようなないような、世界各国のグループがどんどん運ばれていく。

 乗車はわずか5分で王家の谷に入場。
正面に三角の山が見えるが、これがピラミッドのようなのでこの地が王家の墓地に選ばれたとか。

真っ先に入るのはここに入らないわけにはいかない、ツタンカーメンの墓。

ガイドは中には入れないとのことで、列が入り口前まで来ると掲示板の前で説明してくれる。
そして階段を少し降りるとすぐに前室。ここにかわいそうに裸にされてしまったツタンカーメンがガラスケースの中に眠っていて

  

その隣の玄室には石棺だけが残り、壁にはきれいな壁画が見えるが、えっ、これだけなの、と思うほど本当に小さい。

外に出てみると入場の列はずっと長くなっていて

次に入るラムセス6世の墓の前にも行列。日差しは既に強烈だが冬の今がベストシーズンとのことで世界中から観光客が押し寄せ、さらに中華圏は春節なので来場客はおそらくピーク。夏は空くというが、50℃にもなるというここに来られるか。

ラムセス6世の墓はまっすぐ奥へ奥へと伸びていて、入り口付近の壁画はだいぶ色褪せているが

進むにつれて色が鮮やかに残り

一番奥には大きな石棺があるが割れてしまっている。

天井の「夜の書」が美しい。

次はラムセス3世の墓。また一段と長い行列だが、どうもこれは前2つと違って共通チケットの他に追加料金がいらないからのよう。ここは写真もカメラ不可、スマホのみなのだが、このルールにこの後悩まされることになる。

  
ここも長い通路をどんどんと下りて行く造り。

  

 
たくさんの象形文字や神様たちの間にワニやヘビもいて面白い~。

もう一つ、追加料金の必要なセティ1世の墓。

途中には完成に間に合わなかったのか、下絵のまま残っている所もあるが

天井の星座を表しているらしい図がきれい。

ここには60以上も墓があるそうで公開していない所もあり

また新たに発掘しようとしている所もあるが、3時間でここの見学は終了。

またカートに乗り駐車場に戻るとバスはさらに増えていた。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

エジプトの旅 3 カイロのモスク~ルクソール

2月14日 続き

考古学博物館を出たらオベリスクや道端の庶民的なバザールを車窓に見ながら新市街からイスラム地区へ移動。

 
しばらく行くとたくさんの小さなモスクのような物が建つエリアが広がるが

ここは死者の町と呼ばれる墓地で、たくさんのドームはモスクではなく霊廟。
イスラム教では土葬の上に簡素な墓標を立てるだけの所も多いが、エジプトのマムルーク朝では立派な廟が建てられたそうで、大都会の真ん中にこんなに広大な墓地が広がるとはびっくり。実際立派な建物が多いので、ここに住み着いている人も大勢いるらしい。

ここを過ぎた所でバスを下車。
目の前に建っている左側がスルタン・ハサン・モスク、右側がアル・リファーイー・モスクだが、巨大すぎて全体像が撮れない。

 
まずは1363年に完成したスルタン・ハサン・モスクへ。

恐ろしく天井の高い入り口を入ってマドラサを抜けると中庭の向こうにモスクがある。

これまた長~い鎖のランプの下がる下でお祈りする人を眺めていると、その脚の間を猫が悠々とくぐり抜けるのには笑ってしまった。  
内部の装飾も派手さはないが美しい。

次はお向かいのアル・リファーイー・モスクへ。こちらは1912年に完成と新しいが、隣のモスクの形式を踏襲しているのですぐ近くにあっても違和感がない。

こちらは高い天井の装飾が素晴らしくてうっとり。

 ここにはエジプト最後の王朝、ムハンマド・アリ朝の王族と共にイラン最後の王様、パーレビ2世の墓もあるのだそうだ。

見学を終えてバスに戻るが、目の前にも縞々がきれいなモスク。

 
その向こう、丘の上には銀色のドームが目立つムハンマド・アリ・モスク。

 その周りを囲む城塞は我が英雄、サラディーンが12世紀に建造を始めたものだ。

本日の見学はこれで終了、夕食のレストランへ。

 立派な外観の割に中は庶民的だが

エジプトで最初の食事、まずはホムスやタヒーニとエイシと呼ばれるパンが登場。

野菜スープの中に入っているのは米粒型のパスタ。メインは鶏肉のグリルと牛肉のコフタと典型的ツーリストメニューだが、最初なのでおいしくいただく。

夕食を終えたら20:45発予定のルクソール行きに乗るべく、18時過ぎには空港へ。

 エジプトはどこでも入場の検査が厳しくて、空港はなおさら。

と、これをクリアしてロビーに入ると、予定していた便がキャンセルになって、振り返られたのはなんと22時発の便。

 これがまたゲート変更があったりして、あっちへ行け、こっちへ行けとみんな大変。
やっと搭乗できたのは22時半、離陸したのは23時半。

機内ではプレッツェルと水が配られて、ルクソールまで50分。

ホルス神のペイントがかっこいいB737-800を降りて無事ターミナルに入ったが、ここでまた荷物がなかなか出てこなくて延々と待たされる。

結局空港を出てホテルに着いたのが午前2時、シャワーを浴びて寝られたのが3時。
いやはや、長い一日であった。



 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

エジプトの旅 2 エジプト考古学博物館

2月14日

朝10時45分、予定より20分ほど早くカイロ空港に到着。
ようやくツアー一行様と全員集合するが、周りには日本人のツアーが何組もいて、ぼやぼやしているとよそのツアーに紛れ込んでしまいそう。

入国審査場に行くと日本人の他に中国や韓国からのツアーもいっぱいで、それでも1時間ちょっとでターミナルビルを出ると

 大型バスがずらり。
我々のバスも50人乗りの大型、そこに添乗員を入れても14人だから席は選び放題、きれいで冷房もちゃんと効き、USBで充電もできて快適なバスだった。

本日、まずはカイロ市内へ。
国鉄のカイロ駅を過ぎる辺り、周りはアパートだらけ。

 
高速で渋滞していたのは事故があったため。たくさんの車は思いのほかきれいだけれど、よく見るとほとんどの車は横腹に擦り傷あり(笑)。ヒュンダイが現地工場を持っているので韓国車が多いのだそうだ。

遠くにカイロタワーが見えたら、その前にあるエジプト考古学博物館が本日最初の観光場所。

エジプトは実は3回目、前回が学生時代の45年前、1回目は親に連れられて行った子供の頃でなんと60年前!どちらの記憶か、あまりに昔のことで定かでないが、この建物には確かに来た覚えがある。

入り口を入ってすぐに出迎えてくれるのは超ナルシストのラムセス2世。

その隣ははて、誰だったか。1階はガイドの説明を聞きながら回る。

まずはここを外すわけにはいかない、古王朝時代にピラミッドを造った王様たち。

 
一番大きなピラミッドを造ったクフ王の唯一の像はわずか7.5㎝。 
2番目のカフラー王は後ろのホルス神が可愛く、3番目のメンカウラー王は女神を二人も従えている。

隣の部屋には王様以外の像がたくさんあるが、形式化されないこちらの方が写実的で素晴らしい。

    
夫婦の像もこの対等な感じが良くて、これが4500年も前の物と言うのがすごすぎる。
「昔のエジプト人はすごかったんです」とガイドも言う(笑)。

 ハトシェプスト女王の尊顔を拝したらその先の階段を上がって2階へ。ここからはしばし自由行動。

2階は中央の大きな吹き抜けの他に小さな吹き抜けもたくさんある凝った造り。

  
しかしこちらは多くの物が新しく造られた大エジプト博物館に移されたらしく、かなりがらんとして半分は閉鎖されている。

 この閉ざされた扉の向こうはかつてツタンカーメンのお宝が展示されていた部屋。ここのことだけは子供の頃のことでも覚えている。

2階で楽しいのは古色蒼然とした展示ケース。

大量の品を運び出してもまだいっぱいミイラや棺があるらしい。

1階中央部分にもいろいろあるけれど


有名じゃない「かわいい」を探すのが楽しくて 

  

  
鳥が彫られた物はわずか2㎝ほど、アラバスターで作られているのはローストダック。

 
アヌビス神は死者の神様だけれど、しっぽを垂れた姿がかわいくて探し回る。

 一階奥にはアクエンアテンのアマルナ美術の部屋。

 
写実的なこの時代の物が好きだが、一代で終わってしまったのは残念。

木が朽ちて黄金だけが残った棺も素晴らしい。

と、ここでタイムアップ。規模を縮小されてもエジプト考古学博物館は十分に見ごたえがあった。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

中東の空港閉鎖

カタール航空でエジプトへ行くにあたって、ずっと懸念があった。
言わずと知れた米軍の展開で、無事に日本に戻れた時にはほっとした。

それからわずか5日、心配は現実になってしまった。
イスラエルとアメリカによるイラン攻撃、思っていた通り、中東の各空域、空港は閉鎖、人気の中東エアラインはすべてストップしてしまって、どれだけの人が出発地や乗り継ぎ地で取り残されていることか。エジプトツアーの人気だけ考えても、大量の日本人が混乱に巻き込まれているはず。

トランプは国内での人気がじり貧であせっているからだろう、これも首相の座を降りれば逮捕されるイスラエル首相の尻馬に乗った形。米大陸は自分の陣地だから好きにする、それ以外の地域には興味がない、と言っていたはずなのに、これをMAGAの連中は支持するのだろうか。

サウジの皇太子までイランを非難しているようだが、先に手を出したアメリカは非難しないのか。それぞれの利害関係に宗教派閥までからんで複雑な地域だけれど、大損害を受けるに違いないUAEやカタールの航空会社はイスラエルとアメリカに損害賠償させればいいのに。

ますますきな臭くなる世界、いや~な感じだ。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

エジプトの旅 1 ドーハのファーストクラス・ラウンジ

今回のエジプト行き、友人と二人で個人旅行も考えたが、世界一ウザイ国とも言われるエジプト、いずれにせよ現地での手配が必要になるので、手っ取り早くおなじみS社のツアーに乗ることにした。

2026年2月13日~2月23日 エジプト古代文明への旅

2月13日

出発3時間半前に成田に到着して添乗員さんとご対面。
テキパキと無駄なことはしない女性で好印象。
ツアーは13名だが、集まることもなく各自チェックイン、ビジネス利用なのですぐにラウンジへ直行。

ワンワールドなら通常JLラウンジを指定されるが、いつも混んでいるので最近はキャセイのラウンジに行くことにしている。

 
19時では期待通りガラガラ。しばらくするとキャセイの最終便の乗客が集まりだしたが大した数ではなく、静かでとてもいい。

たくさん盛られていたイチゴが甘くておいしく、ケーキも前回よりおいしくて、やっぱりここだよ。

時間になってゲートへ行ってみると

 最近では珍しく、大半が日本人。

中国から中央アジア、イラン上空を飛ぶ12時間の飛行を終えて、まだ真っ暗な午前4時過ぎ、ドーハに到着。

ラマダーンが近いのでターミナル内にはそれっぽい飾りがいっぱい。

 さて、ドーハからカイロへは先にも書いた通りビジネスクラスがファーストクラス扱いになる。
おかげでファーストクラス・ラウンジに入れる、といそいそと巨大ぐまの元へ。
有名な黄色いクマ、布製のように見えるが近くでよく見ると堅い樹脂でできているよう。

このクマの脇に長いエスカレーターがあって、お姉さんのチェックを通ったら上へ。

入ってみるとこちらのラウンジはとにかく空間の使い方が超贅沢。

トイレの前室まで呆れるほど広い。

廊下にかかる大きな絵はキース・へリング。

  

ガラスケースにはイスラム美術館の収蔵品が並べられていて、この品の良さ、金ぴかしか知らないどこぞの大統領に教えてやってほしい。

ダイニングエリアは天井がとんでもなく高い。ただし席数はそれほど多くなく、メニューはQRコードを読み取ってウェイターに注文。

 
あまりお腹が空いていないし、次の飛行機でもまた食べる気なのでまたスムージー(しつこい)とフルーツだけお願いしたが、このフルーツはどれもあまり甘くなくて残念。

こちらは利用者が少ないためだろう、メニューは少ないし、ビジネスラウンジのようなビュッフェがない。椅子はたくさんあるので静かにゆっくり過ごすにはいいが、しょせん庶民にはビジネスラウンジの方が合っているようだ。

3時間半の乗り継ぎ時間でカイロ行きのゲートへ。

 するとまたもや日本人がいっぱいで、経由地から先の便でこんなに同胞と一緒になるのは本当に珍しい。HISやらトラピックスやらのバッジが見えて、エジプトがこんなに人気とは驚いた。

飛び立つとサウジアラビア上空から見る景色は砂だらけ。スエズ湾を渡って

やがて茶色っぽいながらも畑が見えて来たらカイロ空港に着陸した。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

エジプト行きカタール航空Qスイート

冬がベストシーズンのエジプトに行ってきた。
飛行機はカタール航空、となればQスイートに乗らねばなるまい、と奮発してビジネスクラス。

まずは21時55分、成田発のB777-300ER。

 
今回3度目でなじみになった扉付きの座席。寝る時には枕になる大きなクッションの他に小さなクッションがあるが、これは持ち帰ってもいいのだとつい最近知った。で、しっかりいただいて、この後大変に役立ってくれた。

 アメニティーポーチは前回と変わらないがパジャマの柄が変わった。1回目2回目と乗るたびに変わるが、薄手のこれが着心地良く、これももちろん持ち帰って旅行中愛用させていただいた。

 飛び立つと東京の真上を飛んで、よく見るとスカイツリーも東京タワーも見える。東京の夜景はゴージャス。

 すぐに機内食の提供が始まるが、東京発の便では「クローニー」なる2つ星レストランのシェフとコラボしているとのこと。
しかし夜中ではそうは食べられないのでスープとデザートだけいただいたが

焼きおにぎりの上にカニがどっさり乗り、あっさりした出汁を張ったスープはとてもおいしかった。白い雲の上に飛行機が乗ったデザートもかわいいが、こちらはちょっと甘すぎた。

食事をいただきながら映画を一本。

 「ダウントン・アビー グランドフィナーレ」
大好きなこのシリーズもとうとう最後、となれば見逃せない。
前回の映画が1930年の話だったのでもっと時代が進むかと思ったがやはり30年代。メアリーが離婚したのが大スキャンダルという、そういう時代だったのか。
さほど大きな事件が起こるわけではないが、なじみになった役者さんたちがさすがに年を取ったのを確認し、ここで幕を閉じるのが適当だろうと感じる。
ラストに亡くなったマギー・スミスの肖像が出た時には泣きそうになった。

フルフラットで4時間ほど寝て、目が覚めたら映画をもう一本。

 「ワン・バトル・アフター・アナザー」
珍しくハリウッド映画を選んでみたが、題名の通り目まぐるしく追っかけ場面が続くのはともかく、まあ、スラングの多いこと。なにしろ一行のセリフの間に3つぐらいF*ckが挟まるのだから大変。すっかり丸顔のおっさんになったディカプリオもがんばるが、ショーン・ペンがまさに怪演。しかし自分の目当てはべネチオ・デル・トロ、なぜかこのおっさんが大好きで、今回は変な柔術の先生役、出演場面は少ないがおいしい所を持って行ってかっこいい。
おかしな映画だけれど何も考えずに楽しめる。

これを見ながら朝食の時間。

 
まずはスムージーをいただいて、グラノラ入りのヨーグルトにパンをいただいたらもうお腹いっぱい。
で12時間のフライトは終了でドーハに到着。

 明るくなったドーハからカイロへはB787-9。
中東内のフライトはファーストとエコノミーの2クラス設定なので今度はファースト!

 
と言っても設備もサービスもビジネスと変わらないが、この座席もQ Suiteとは名乗っていないが扉付き。十分に広くて快適だ。

乗り込むとウェルカムドリンクと前後してデーツとアラビックコーヒーのサービスがあるが、これがなぜ日本線ではないのだろう。

 
食事は朝食の提供で、実はラウンジでもいただいているので本日3回目の朝食にして3杯目のスムージー(笑)。

 フライト情報を見ているとメッカの方向と共に各場所でのお祈りの時間が出て、「あと何時間何分後」まで出るのが面白い。

カイロまでは3時間で映画を見る間もなく到着。


帰路のカイロ~ドーハも3時間。
今度はB777-300ERの機材で扉なし。

しかし足元はむしろQスイートより広いぐらいで、収納も十分。

ラマダーンが始まったのでメニューの表紙もラマダーン柄。

  

食事は最後のアラブ風ということでキッベの前菜にちょっとピリ辛の羊の煮込み。

 デザートのエルバとは何かと思ったらクウェートの伝統的デザートだそうで、焼き色の付いていないクレームブリュレのような濃厚なプリン。甘いけれど、これもおいしかった。

最後はドーハから往路と同じB777-300ERのQスイートに搭乗。 

 今度はポーチの形がちょっと変わった。

乗り込んだのが午前2時過ぎだったので、すぐにベッドにしてお休みなさい。
また4時間ほど寝て、目が覚めたらお茶をもらって映画鑑賞。
見たいインド映画が2本ほどあったのだが、どちらも英語字幕の付かないヒンディー・オンリーだったので泣く泣く断念。
しかたなくまたハリウッド映画を選択。

 「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」
不思議なレンタカー屋で車を借りて友人の結婚式で出会った二人、これまた変なGPSに導かれて行くと過去への扉が現れてそれぞれのトラウマと向き合うことになるというファンタジー。
マーゴット・ロビーは最近お気に入りの女優さんだが、今回はやけに大きな口と歯ばかりが目立って、それよりいつも困ったような顔のコリン・ファレルがいい。が、それ以上にいいのが変なレンタカー屋の二人、片方の白髪のおじいさんが気になると思ったらエンドロールでケビン・クラインとわかってびっくり。
監督のKogonadaとは韓国系アメリカ人だそうだが、ちょっと気取った割にあまり深みはない映画だった。

9時間ちょっとの飛行時間だが、まだ間があるのでもう一本。

 「水餃皇后 The Dumpling Queen」
青島出身の女性が離れていた亭主とタイに移住しようと二人の娘を連れて香港まで来ると、実はタイにはもう一人奥さんがいて、そちらは男の子を生んだので正妻、妾として連れて行くというので別れて香港に残ることにする。しかし返還前の香港で大陸出身者は越境移民、言葉も判らず最下層の仕事しかない。苦労しつつ故郷の水餃子を屋台で売り始め、それが評判になってやがて冷凍水餃子の有名ブランドになるという、これは実話なのだそうだ。

舞台は1977年、自分が初めて香港に行ったのは1981年だったが、その時にちょっとだけ言葉を交わした中国出身のおじさんが「中国政府は絶対に信用できない、だから逃げてきた」と言っていたのを思い出した。
しかしこの映画、香港が舞台で監督も香港人だが実は中国映画だそうで、まあ、中国もこんな映画が作れるまで余裕ができたかという気はする。

苦労しつつも最初は怖そうだった大家が実はいい人だったり、周りの住人がみんな助けてくれたりとお話は予定調和。しかしこういう映画はそれでいいのだ。
以前は頻繁に通っていた香港にもう10年以上行っていないが、久しぶりに行ってみたくなった。

そして選んだ朝食は焼きそばと海鮮ワンタン。

最後に頼んだコーヒーに以前のようにクッキーも何も付けてくれなかったのはちょっと不満だけれど、カタール航空はやっぱり快適だった。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。